季節の変わり目は要注意!体調を崩しやすいご高齢者の体調管理

2019/09/18

季節の変わり目の体調管理

季節の変わり目の体調管理

夏の疲れが身体に残っている秋口は、さまざまな不調を招きやすいため、日々の体調管理が大切です。

冷え

9月に入ると昼夜の寒暖差が大きくなり、身体の「冷え」が起こりやすくなります。
冷えやすい首や手足、お腹などは、スカーフ、靴下、腹巻き等で保温しましょう。パジャマや寝具は、いつまでも夏物を使わず、涼しくなったら秋物へ替えるようにします。
また、軽い運動や入浴などで血行をよくし、食事では身体を温める食材(根菜類・イモ類・薬味野菜など)をバランスよく取り入れましょう。

身体を温める食材のレシピ

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呼吸器疾患

気候が安定しない秋は風邪をひきやすくなります。また、ブタクサ等の花粉も飛散します。喘息(ぜんそく)の方は、台風や秋雨前線による気圧の変化、急激な気温の変化などにより発作が起こりやすくなります。
うがいや手洗い、マスクの着用、こまめな体温調節、アレルギー対策などをしっかり行いましょう。

食中毒

食中毒

秋は食中毒にも注意が必要な季節です。抵抗力が弱っているご高齢者は重症化してしまうこともあります。
こまめな手洗い、食材の十分な加熱、調理器具の消毒などを心がけ、キノコなどの自然毒にも注意しましょう。

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感染症

気温が低下して空気が乾燥する秋~冬は、ウイルスや細菌による感染症が流行します。
ノロウイルス、RSウイルスなどによる感染症も秋から増え始めるため、予防対策が必要になります。
うがい、手洗い、マスクの着用に加えて、日常的に手を触れるもの(ドアノブ・手すり・ベッドの柵・スイッチ・リモコン・ポータブルトイレ・いすの背もたれ・冷蔵庫・テーブルなど)の消毒を心がけましょう。

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季節の変わり目の体調管理はなかなか難しいものですが、生活習慣を少し変えるだけで不快な症状が和らぐこともあります。体調を崩してしまう前に、お食事や睡眠、活動量などを一度見直してみましょう。秋は過ごしやすく食べ物がおいしい季節でもありますから、体調に気を配りながら、ぜひ楽しい時間を過ごしてください。

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ライター:樋口 くらら
家族の介護をきっかけに介護福祉士・社会福祉主事任用資格を取得。現在はライター。日々の暮らしに役立つ身近な情報をお伝えするべく、介護・医療・美容・カルチャーなど幅広いジャンルの記事を執筆中。

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