介護を受ける方もする方も快適に!ご高齢者に適した部屋づくり

介護を受けるご高齢者にとって、ご自身の部屋は1日の大半を過ごす大切な場所です。転倒などの事故を防ぐのはもちろん、できるだけ心地よく過ごせるように工夫しましょう。介護をするご家族にとっても快適で負担が軽くなることがポイントです。

ご高齢者の部屋はどこに配置したらいいの?

なるべくトイレから近い部屋がベスト

なるべくトイレから近い部屋がベスト

ご高齢になると、膀胱の容量低下や腎臓の機能低下などによって夜間の尿量が増える傾向にあり、トイレに行く回数も多くなります。移動中の転倒やヒートショック(急激な温度変化による血圧や脈拍の急変動)を防ぐためにも、できるだけトイレから近い位置がベストです。

介助が必要な場合は、介助するご家族の部屋からも近くすることでお互いの負担軽減につながり、より安心できるでしょう。

家族とのコミュニケーションも大切に

家族とのコミュニケーションも大切に

できることなら、一般的に生活動線が短い1階が望ましいです。和室より洋室、布団よりベッドにすると介助を受けるご高齢者も介助するご家族もともに負担が減ります。介護用ベッドや車いすが必要な場合は、8畳ほどの広さを確保できれば十分といえるでしょう。

ご本人が「家族と時間を共有したい」と望んでいる場合は、キッチンやリビングに隣接すると孤独感を感じなくて済みます。介護するご家族にとってもご高齢者の様子をすぐに確認することができて安心です。
小さな物音や振動に敏感」「眠りが浅くなる」などの場合は、遮音性やプライバシーに配慮することで、お互いに気持ちよく生活できるでしょう。

ご高齢者が心地よく過ごせる部屋とは?

健康的で快適な環境づくりの基本

健康的で快適な環境づくりの基本

・明るさ(照明)
加齢とともに視力は少しずつ低下し、年齢によって必要な明るさも変わってくるものです。ご高齢者は20歳代の若年者より2~3倍ほど高い照度が必要といわれています。眩しすぎるのは逆効果になるため、部屋全体なら若年者の1.5倍ほどの明るさの照明を備えるとよいでしょう。

また、ご高齢者は明暗順応の機能が低下しており、明るい光や暗い光に目が慣れるまでに時間がかかります。そのため、部屋と廊下などの照明は同じくらいの明るさにすることが大切です。フットライトや調光器などを上手に利用して、明るさが極端に変化しないように注意しましょう。

・色調
ご高齢になると、眼の水晶体が黄変化することですべてが黄色がかって見えることがあります。また、暗い場所では青系の色が見えにくくなることもあるため注意が必要です。たとえば、部屋全体は落ち着いた色調でまとめ、段差には鮮やかな色をポイント使いするなどの工夫をしましょう。

・温度/湿度
体温調整の機能が衰えているご高齢者の心身は、温度・湿度の変化によってさまざまな影響を受けます。部屋の温度・湿度はこまめに確認して、廊下やトイレなどで急激な温度変化がないように調整しましょう。目安としてご高齢者の室内温度は22~24℃前後、室内湿度は60%程度に保つのがよいとされています。

・換気
部屋を快適に保つためには、風通しを良くすることも大切です。換気をする際には、ご高齢者の身体に風が直接当たらないように気をつけます。不快な臭いが気になるときは、空気清浄機や介護専用の消臭剤などを利用して気持ちのよい空間を保ちましょう。

万が一に備えて安心な暮らし

急病・事故などの緊急時に備えて、コールスイッチを設置しておくと安心です。また、「非常用持出袋」は枕元に置き、地震などの災害などにも備えておきましょう。

「快適」「安心」に配慮したあずみ苑の居室

「快適」「安心」に配慮したあずみ苑の居室


あずみ苑の有料老人ホームでは、プライバシーに配慮した個室もご用意しています。快適さはもちろん、ナースコール完備でいざというときも安心です。スタッフのきめ細かい対応により、まるで第二のわが家のようにアットホームな暮らしをお送りいただけます。
あずみ苑の有料老人ホームについてはあずみ苑サービス紹介/有料老人ホームをご覧ください。



部屋にこもりきりにならず、時にはご家族やご友人と過ごしたり外出したりすることも大切です。必要な介護サービスも利用しながら、できるだけ自分らしく自立した生活が送れるように心がけましょう。

ライター:樋口 くらら
家族の介護をきっかけに介護福祉士・社会福祉主事任用資格を取得。現在はライター。日々の暮らしに役立つ身近な情報をお伝えするべく、介護・医療・美容・カルチャーなど幅広いジャンルの記事を執筆中。

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