新たな在留資格「特定技能」とは?外国人の介護人材を受け入れる制度

介護分野の「技能試験」と「日本語試験」

介護分野の「技能試験」と「日本語試験」

介護分野の在留資格「特定技能1号」を取得するためには、技能試験(介護技能評価試験)と日本語試験(「国際交流基金日本語基礎テスト」または「日本語能力試験N4以上」および「介護日本語評価試験」)に合格する必要があります。

技能試験・日本語試験が免除される方

  • ・介護職種の第2号技能実習を良好に修了した方
    ・介護福祉士養成施設を修了した方
    ・EPA介護福祉士候補者としての在留期間満了(4年間)の方

技能試験

介護技能評価試験
試験言語 試験実施国の現地語
問題数 全45問(60分)
試験科目 介護の基本、こころとからだのしくみ、コミュニケーション技術、生活支援技術(実技試験)
実施主体 試験作成:厚生労働省
試験実施および運営等:補助事業者
実施方法 コンピューター・ベースド・テスティング(CBT)方式
実施回数 原則毎月実施
受験資格者 17歳以上の者


日本語試験

国際交流基金日本語基礎テスト(または「日本語能力試験 N4以上」)
試験言語 試験実施国の現地語
実施主体 独立行政法人国際交流基金
実施方法 コンピューター・ベースド・テスティング(CBT)方式
実施回数 年6回程度、海外で実施
受験資格者 原則として日本語を母語としない者


介護日本語評価試験
試験言語 日本語
問題数 全15問(30分)
試験科目 介護のことば、介護の会話・声かけ、介護の文書
実施主体 試験作成:厚生労働省
試験実施および運営等:同省が補助する補助事業者
実施方法 コンピューター・ベースド・テスティング(CBT)方式
実施回数 原則毎月実施
受験資格者 17歳以上の者

2023(令和5)年2月 介護技能評価試験・介護日本語評価試験(フィリピン)の試験結果

受験者数 合格者数 合格率
介護技能評価試験 114 85 74.6%
介護日本語評価試験 158 83 52.5%


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ライター:樋口 くらら
家族の介護をきっかけに介護福祉士・社会福祉主事任用資格を取得。現在はライター。日々の暮らしに役立つ身近な情報をお伝えするべく、介護・医療・美容・カルチャーなど幅広いジャンルの記事を執筆中。

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