介護に関するその他のマーク

認知症買い物セーフティーネット(愛知県東海市)

「買い物安心マーク」
認知症の方がスーパーなどで買い物をするときに、さまざまな困りごとが発生することがあります。たとえば「レジでの支払いに時間がかかる」「1日に何度も同じものを買う」「店内で欲しい商品がどこにあるのかわからない」などです。
「認知症買い物セーフティーネット」は、お店や地域の方に認知症という病気を理解してもらい、買い物を通して、認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを目指す取り組みです。協力店舗には目印の「買い物安心マーク」が貼ってあり、認知症の方への買い物サポートを行っています。
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認知症の方やそのご家族を地域で支える「認知症カフェ(オレンジカフェ)」
認知症の人と家族を支えるマーク(神奈川県)

認知症キャラバン・メイト(「認知症サポーター養成講座」を開催し講師役を務める方)など、認知症施策の普及啓発を行う方が利用できる神奈川県独自のマークです。
神奈川県は、県・市町村・団体等で協力して、マークを活用した認知症施策の普及・啓発を推進するとしています。
ヘルプマーク

「ヘルプマーク」は、外見からは分かりにくくても援助や配慮を必要としている方が援助を得やすくなるよう、東京都が作成しました。
「ヘルプマーク」の対象となるのは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方などです。しかし、身体機能等の基準はとくに設けられておらず、ご家族等が付き添っている場合でも利用できます。
このマークを見かけた方は、「電車・バスの中で席を譲る」「困っているようであれば声をかける」などの配慮をしましょう。また、援助や配慮が必要な方が持つ「ヘルプカード」には、緊急災害時に助けてほしいことが書いてあります。
現在は多くの自治体が「ヘルプマーク」を導入し、普及に取り組んでいます。2017年(平成29年)には「案内用図記号(JIS Z8210)」が改正されて「ヘルプマーク」が追加されたことにより、全国共通マークになりました。
介護は女性が担うケースが多いですが、最近は男性の介護者も増えてきています。男性の介護者は悩みを人に相談できず、孤立してしまいがちです。介護のさまざまな場面で精神的なストレスを感じる方は、外出時にぜひ「介護マーク」をご活用ください。
家族の介護をきっかけに介護福祉士・社会福祉主事任用資格を取得。現在はライター。日々の暮らしに役立つ身近な情報をお伝えするべく、介護・医療・美容・カルチャーなど幅広いジャンルの記事を執筆中。
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