デイサービス(通所介護)の探し方・ご利用するまでの流れ

2017/06/21

デイサービスは、上手に使えばご高齢者ご本人と介護するご家族の双方に大きなメリットがあります。在宅介護を支えるうえで、ぜひ活用したいデイサービスの利用方法を解説します。

デイサービス(通所介護)とは

「毎日介護ばかりで自分の時間もほしい」「おばあちゃんが最近引きこもりがちで表情が暗い」「おじいちゃんに新しい友人や趣味をみつけてもらいたい」...といった在宅介護の悩みを支えるサービスのひとつがデイサービスです。

デイサービス(通所介護)とは、デイサービスセンターや特別養護老人ホーム等の福祉施設に日帰りで通い、お食事やご入浴、レクリエーション、機能訓練等を受けられる介護サービスです。お客様の社会的孤立感の解消や心身の機能の維持、ご家族の介護負担の軽減等を主な目的としています。

なお、同じ通所系の居宅サービスであるデイケア(通所リハビリテーション)は主治医の指示に基づき、病院や介護老人保護施設等の医療施設に日帰りで通うリハビリを中心としたサービスです。

デイサービス事業所では、福祉車両で、お客様のご自宅まで送迎してくれます。昼間のご利用が中心で、朝9時頃迎えに来て、夕方5時過ぎに自宅に戻ってくるというかたちが一般的です。

デイサービス(通所介護)とは


ご利用の対象者は、要介護1~5の方です。寝たきりのご高齢者や認知症のご高齢者、16種類の特定疾病により要介護状態となった40~64歳までの方などさまざまな方が対象になります。

なお、要支援1、2の方は、地域支援事業に含まれる「日常生活支援総合事業」の対象者として、指定を受けたデイサービスを週1回〜2回程度利用することができます。

デイサービスの探し方

デイサービスの探し方

ご利用までの流れ

①担当のケアマネジャーに相談する
「デイサービスを利用したい」と考えたら、ご利用先の候補を探して実際に見学し、最終的にご利用を決めた事業所と利用契約を結びます。これらの一連の流れをサポートするのが、ケアマネジャーです。

まずは担当のケアマネジャーにデイサービスを利用したいことを相談しましょう。受け入れ可能かどうか(定員に空きがあるかどうかなど)も、ケアマネジャーが事業所に問い合わせてくれます。

ケアマネジャーの探し方については、下記の記事も参考にしてみてください。

頼れる介護の専門家「ケアマネジャー」の仕事内容とは?   

②いくつか候補をしぼる
ケアマネジャーが提案してくれた事業所のなかで、ご高齢者本人やご家族が気になる事業所がある場合は、ケアマネジャーと話をし、候補をしぼりましょう。ご高齢者に最適な事業所を探すためには、ご自身で調べてみることも大切です。

厚生労働省の「介護サービス情報公表システム」から、全国の「介護サービス事業所」の詳しい情報を手に入れることができます。この中からお住いの地域の「通所介護」を選び、各事業所の特色やサービス内容、ホームページの情報などを閲覧して比較してみるとよいでしょう。また、事業所のパンフレットやお便り、重要事項説明書などを集めておくことも有用です。

③見学や体験をしてみる
集めた情報をもとに、気になる事業所を実際に見学してみましょう。ご自身の目で見て、直接話を聞き、雰囲気を感じることはとても重要です。なかには、体験(お試し)利用ができるところもあります。

また、曜日によってデイサービスに通うお客様が異なるので、雰囲気も変わってくることが多いようです。見学・体験をする際は、ご利用を予定している曜日に行くとよいでしょう。

④ケアプランの作成・サービス担当者会議の開催
見学や体験の後、最終的にご利用の意思が固まると、ケアマネジャーが「利用申込書」を事業所に送ります。その後、お客様の介護サービスに関わる関係者が集い、ケアプランをもとにお客様の情報を共有するための「サービス担当者会議」が開かれます。

⑤契約をする
通常、初回のサービス担当者会議後、利用契約へと進みます。

あずみ苑のデイサービスを見る  

デイサービス選びのチェックポイント

・送迎の時間・方法
送迎ルートや送迎にかかる時間とともに、具体的な送迎方法について確認しておくことも大切です。送迎は運転手のみか、またはスタッフが添乗するかなども聞いてみましょう。

・スタッフの対応・雰囲気
スタッフの表情や態度、言葉遣いが穏やかで好感が持てるかをチェックしましょう。お客様やスタッフのコミュニケーションが明るく、雰囲気が良いかどうかも重要なポイントです。また、「説明が分かりやすいか」「管理者は介護・医療の知識が豊富か」なども確認しましょう。

・プログラム
最近のデイサービスのプログラム(レクリエーション・機能訓練など)は、多様なニーズに対応しています。希望する事業所のプログラムが「ご高齢者の希望に沿っているか」「個別プログラムはあるか」なども確かめてみましょう。

・お食事
ご高齢者の楽しみのひとつである、お食事も忘れてはいけないチェックポイントです。味や盛り付けのほか、口腔機能向上・栄養改善サービスの有無も確かめましょう。また、食事制限がある方(糖尿病・腎臓病・高血圧・食物アレルギー等)や嚥下(飲み込み)困難な方に対応しているかの確認も重要です。

・環境と設備
清潔で快適な環境かどうかはもちろん、「バリアフリー設備などが適切か」「プライバシーに配慮しているか」などもチェックしておきましょう。



引きこもりがちだったご高齢者が、デイサービスに通い始めたことによって、お友だちをつくったり、前日に着ていくものを考える楽しみができたりと、生活にハリが生まれたという声を聞きます。また、介護するご家族もその間、ほかの家事をしたり、気分転換出来たりと、デイサービスは在宅介護を続けるうえで重要なサービスです。上手に活用していただきたいと思います。

ライター:山下 優子
社会福祉士資格保有のライター。「介護」を中心とした福祉分野で、執筆活動を続けている。
あずみ苑が選ばれる理由

デイサービス(通所介護)の探し方・ご利用するまでの流れ

Facebookページで
最新記事配信!!

関連記事

介護の基本のおすすめ記事