この記事を3行で解説すると
- ・ 豆腐を使用することで高たんぱく低カロリーに仕上がる。
- ・ 野菜の栄養も摂取できる。
- ・ オーブンが無くても電子レンジでできる。
【一人前:エネルギー219kcal たんぱく質17.1g 脂質12.4g 塩分0.9g】
季節が巡り、あっという間に寒い冬になりました。
冬も深まるこれからの時期には、クリスマスや年末年始などイベントごとが盛りだくさんです。ご家族揃ってのお食事も増えるのではないでしょうか?
イベント事は、食卓も豪華になることが多いですが、一方で暴飲暴食が増えてしまうこともあります。せっかくの楽しみも、胃腸が疲れてしまっては存分に楽しめません。
今回は、体にも優しく、クリスマスパーティーなどの華やかな場にもメインとして出せるお料理を紹介します。是非、お試しください。
≪材料≫ 4人分
焼き豆腐 | 400g |
玉ねぎ | 1/2玉 |
マッシュルーム | 1箱 |
ブロッコリー | 1房 |
茹で海老(サラダ海老) | 50g |
ホワイトソース(市販のもの) | 50g |
牛乳 | 100cc |
チーズ(今回はピザ用チーズ) | お好みの量 |
塩 | 少々 |
※深さのある大きめ目の耐熱容器を使用します。
今回の材料の一つであるチーズは、牛乳が濃縮されたような豊富な栄養価があります。牛乳と同じようにカルシウムの吸収率が良いので、積極的に食べたい食品です。
チーズはさまざまな種類があるので、お好みの物を見つけましょう。ただし、種類によっては、塩分が多いので、食べ過ぎには注意しましょう。今回はピザ用チーズを使用しました。
≪作り方≫
① 焼き豆腐は食べやすい大きさに縦に6等分に切ります。大き目の耐熱容器に並べて、ふんわりとラップをして500wの電子レンジで4分加熱します。器の底に溜まった余分な水分は捨てます。※器が熱くなります。火傷に注意して取り出してください。
- グラタンのメインの具材を肉ではなく豆腐にすることで、ヘルシーで良質なたんぱく質をとることができます。
- 豆腐で作ることで、噛み砕く力が少なくて済み、食べやすくなります。
② ② 玉ねぎ、マッシュルームは薄くスライス。ブロッコリーは小さく分けた房の茎の部分に切り込みを入れて、手で2等分に割きます。フライパンで、玉ねぎとマッシュルームを塩少々と一緒に中火で炒めて、ブロッコリーは柔らかく茹でます。
- 高齢者の方でも食べやすいよう食材を柔らかくするために、具材を薄くスライスします。ブロッコリーは、長めに茹でて柔らかくします。
③ 次にグラタンのソースを作ります。②の玉ねぎとマッシュルームが入っているフライパンに、火を止めた状態でホワイトソースと牛乳を入れて混ぜます。全体が混ざったら火をつけて沸騰するまで中火、沸騰したら弱火にして、そこから5分程煮込みます。
- ②のタイミングで、しっかりと火は通っていますが、炒めた後に煮込むことで、ソースのとろみも増して全体がなめらかに飲み込みやすくなります。
④ ③のグラタンソースを➀の焼き豆腐の上にかけます。軽くトントンと落とし、空気を抜いたら、お好みで表面にブロッコリーと海老で飾り付けをします。チーズをかけたら、ふんわりラップをして電子レンジでチーズが溶けるまで温めたら完成です。
※器が熱くなります。火傷に注意して取り出してください。
- 飾りつけをすることで、目で見て楽しいお料理になります。ご家族と一緒に、飾りつけを楽しむのもおすすめです。
おわりに
豆腐は、焼き豆腐を使用しました。普通の絹豆腐や木綿豆腐でも良いですが、大きな器で取り分けながら召し上がる場合、柔らかい豆腐だと中で崩れてしまうことがあります。焼き豆腐なら、取り分けやすく、豆腐の存在感もしっかり感じられます。
今回は、サンタクロースを飾り、クリスマス仕様にしましたが、クリスマス以外のイベントにもおすすめの介護食のレシピです。牛乳の代わりに豆乳を使ったり、海老の代わりにベビーホタテやカニカマを使う等、アレンジができるので、ご家族が集まってお食事をする際に、ぜひお試しください。
学生時代に調理師、栄養士、介護食士の資格を取り、カフェのメニュー開発など経験を重ねました。就職後は、料理教室で生徒さんに伝えるたのしさを知りました。結婚を機に、退職後は自宅にて料理教室を開講し、現在は子育てを楽しみながら、料理教室とフリーでレシピ開発をしています。
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