この記事を3行で解説すると
- ・ 今が旬の新玉ねぎの甘みを活かして調理。
- ・ スプーンで簡単に崩れるやわらかさで食べやすさアップ!
- ・ あんかけでのど越しの良さがアップ!
新玉ねぎのおいしい季節がやってきました。スーパーで白い色をした玉ねぎを見ると春の訪れを実感します。
今回は、新玉ねぎの"うま煮"と言っても、玉ねぎは煮込みません。煮るよりも簡単に玉ねぎの甘みを引き出して、玉ねぎを主役にした1品をご紹介します。
≪材料≫ 4人分
新玉ねぎ | 4玉(150g程) |
鶏もも挽肉 | 150g |
しいたけ | 1個 |
三つ葉(飾り用) | 4本 |
だし汁 | 200㏄ |
醬油 | 大1 |
酒 | 大2 |
砂糖 | 大1 |
すりおろし生姜(チューブでも代用可) | 小1 |
水溶き片栗粉 | 適量 |
新玉ねぎは、普通の玉ねぎよりもみずみずしく、辛味が少ないのでサラダにも向いています。
そして加熱すると、果物かと思うほど甘くなります。普通の玉ねぎは通年食べられますが、今の時期だけのこの美味しさを召し上がってください。
≪作り方≫
① 新玉ねぎは皮を剥き頭の部分を落とし、お尻の部分は薄く残したまま、下を2㎝程残し十字に切り込みを入れます。しいたけはみじん切りにします。
② ①の新玉ねぎを4つ入る大きさの器に入れて塩少々(分量外)をふりかけ、ふんわりとラップをかけ、500wの電子レンジで8分加熱します。
※加熱すると、たっぷり水分がでるので深さのある器が適しています。
- 十字に切り込みを入れることで加熱しやすくなるのはもちろん、食べるときに崩しやすくなります。
③ 鍋に油(分量外)をひき、生姜を入れ、生姜の香りがするまで弱火で温めます。香りがしてきたら、そこに鶏もも挽肉を入れ全体がほぐれるように炒めたら、しいたけ・だし汁・酒・醤油・砂糖を入れ沸騰するまで中火にかけます。沸騰したら、そのまま5分程煮ます。
- しいたけはみじん切りにすることで、炒めた挽肉と大きさが同じ具合になり食べやすくなります。
④ ③に水溶き片栗粉を入れ、ふつふつと再びしっかりと沸騰するまで火にかけ、あんにとろみをつけていきます。
⑤ ②の新玉ねぎを1人1つ器に盛り④のあんをかけて、さっと湯通しした三つ葉を飾れば完成です。
- 三つ葉は食べる時には外したり、細かく切っても構いません。大皿に盛るよりも1人ずつ盛り付けることで満足感がでます。
おわりに
新玉ねぎは均一に加熱されるように、同じくらいの大きさの物を選ぶのがおすすめです。スーパーでは袋売りされている物の他にも、バラ売りされている場合もあります。
今回は、鶏もも肉を使いました。鶏むね肉の方が脂肪分が少なくてさっぱりとするのですが、硬くなりやすいので、介護食には鶏もも肉の方が向いています。
また、今回はあんを使ったレシピを紹介しましたが、 たっぷりの鰹節とぽん酢をかけても美味しく食べられます。さっぱりと召し上がりたいときには、こちらもお試しください。
学生時代に調理師、栄養士、介護食士の資格を取り、カフェのメニュー開発など経験を重ねました。就職後は、料理教室で生徒さんに伝えるたのしさを知りました。結婚を機に、退職後は自宅にて料理教室を開講し、現在は子育てを楽しみながら、料理教室とフリーでレシピ開発をしています。
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