あんを使ってトロトロに!新玉ねぎの丸ごとうま煮【介護食のレシピ#7】

この記事を3行で解説すると

  • ・ 今が旬の新玉ねぎの甘みを活かして調理。
  • ・ スプーンで簡単に崩れるやわらかさで食べやすさアップ!
  • ・ あんかけでのど越しの良さがアップ!


新玉ねぎの丸ごとうま煮

新玉ねぎのおいしい季節がやってきました。スーパーで白い色をした玉ねぎを見ると春の訪れを実感します。


今回は、新玉ねぎの"うま煮"と言っても、玉ねぎは煮込みません。煮るよりも簡単に玉ねぎの甘みを引き出して、玉ねぎを主役にした1品をご紹介します。

≪材料≫ 4人分

新玉ねぎ 4玉(150g程)
鶏もも挽肉 150g
しいたけ 1個
三つ葉(飾り用) 4本
だし汁 200㏄
醬油 大1
大2
砂糖 大1
すりおろし生姜(チューブでも代用可) 小1
水溶き片栗粉 適量

新玉ねぎの丸ごとうま煮の材料

新玉ねぎは、普通の玉ねぎよりもみずみずしく、辛味が少ないのでサラダにも向いています。

そして加熱すると、果物かと思うほど甘くなります。普通の玉ねぎは通年食べられますが、今の時期だけのこの美味しさを召し上がってください。

≪作り方≫

① 新玉ねぎは皮を剥き頭の部分を落とし、お尻の部分は薄く残したまま、下を2㎝程残し十字に切り込みを入れます。しいたけはみじん切りにします。

新玉ねぎの丸ごとうま煮
新玉ねぎの丸ごとうま煮

② ①の新玉ねぎを4つ入る大きさの器に入れて塩少々(分量外)をふりかけ、ふんわりとラップをかけ、500wの電子レンジで8分加熱します。
※加熱すると、たっぷり水分がでるので深さのある器が適しています。

介護食ポイント
十字に切り込みを入れることで加熱しやすくなるのはもちろん、食べるときに崩しやすくなります。
新玉ねぎの丸ごとうま煮

③ 鍋に油(分量外)をひき、生姜を入れ、生姜の香りがするまで弱火で温めます。香りがしてきたら、そこに鶏もも挽肉を入れ全体がほぐれるように炒めたら、しいたけ・だし汁・酒・醤油・砂糖を入れ沸騰するまで中火にかけます。沸騰したら、そのまま5分程煮ます。

介護食ポイント
しいたけはみじん切りにすることで、炒めた挽肉と大きさが同じ具合になり食べやすくなります。
新玉ねぎの丸ごとうま煮
新玉ねぎの丸ごとうま煮

④ ③に水溶き片栗粉を入れ、ふつふつと再びしっかりと沸騰するまで火にかけ、あんにとろみをつけていきます。

新玉ねぎの丸ごとうま煮

⑤ ②の新玉ねぎを1人1つ器に盛り④のあんをかけて、さっと湯通しした三つ葉を飾れば完成です。

介護食ポイント
三つ葉は食べる時には外したり、細かく切っても構いません。大皿に盛るよりも1人ずつ盛り付けることで満足感がでます。

おわりに

新玉ねぎは均一に加熱されるように、同じくらいの大きさの物を選ぶのがおすすめです。スーパーでは袋売りされている物の他にも、バラ売りされている場合もあります。

今回は、鶏もも肉を使いました。鶏むね肉の方が脂肪分が少なくてさっぱりとするのですが、硬くなりやすいので、介護食には鶏もも肉の方が向いています。

また、今回はあんを使ったレシピを紹介しましたが、 たっぷりの鰹節とぽん酢をかけても美味しく食べられます。さっぱりと召し上がりたいときには、こちらもお試しください。

ライター:なかしま はるか

学生時代に調理師、栄養士、介護食士の資格を取り、カフェのメニュー開発など経験を重ねました。就職後は、料理教室で生徒さんに伝えるたのしさを知りました。結婚を機に、退職後は自宅にて料理教室を開講し、現在は子育てを楽しみながら、料理教室とフリーでレシピ開発をしています。

あんを使ってトロトロに!新玉ねぎの丸ごとうま煮【介護食のレシピ#7】

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