とろみを付けてホッと温まるかき揚げそば【介護食のレシピ#3】

この記事を3行で解説すると

  • ・ 市販のものを使い、材料も少ないので手軽。
  • ・ つゆにとろみをつけることで、麺に絡み、のど越し良く。
  • ・ そばやかき揚げなどを煮ることで食べやすさアップ。


とろみを付けてホッと温まるかき揚げそば

肌寒い日には、温かいものが食べたくなりますよね。今回ご紹介するのは、つゆにとろみがついた、冷めにくくて身体もホッと温まるそばをご紹介します。


使うそばは市販のもの。トッピングにもスーパーで売られているかき揚げを選ぶことで、作る人にはなるべく負担がかからないように、食べる人には満足のいく一杯に仕上がっています。

≪材料≫ 1人分

そば(市販のもの) 1人前(200g程度)
かき揚げ(市販のもの) 1つ
麺つゆ お好みの量
水溶き片栗粉 適量
ネギや刻みのり等トッピング(お好み) お好みの量

かき揚げそばのレシピの材料

今回は、乾麺ではなく、スーパーやコンビニなどで簡単に手に入るざるそばを使用しました。

調理の段階で、さらに、麺を短時間煮る作業があります。麺が水分を吸いやすくなるので、食べる直前に調理するのをお勧めします。

≪かき揚げそばの作り方≫

① そばは食べやすい大きさに切ります。食べる時に使うスプーンのつぼの大きさを参考にすると良いでしょう。

介護食ポイント
長さを短くすることで、食べやすくなります。また、吸い込むことでむせてしまうのを防ぎます。
介護用かき揚げそばの作り方工程1


② 鍋に付属の麺つゆを入れ、適量の水(分量外)を入れて味を調節し、一度沸騰させます。沸騰したら弱火にして、そこにかき揚げを入れ両面合わせて1分程煮たら、一度取り出しておきます。かき揚げが崩れやすくなるので、注意しましょう。

介護食ポイント
かき揚げを両面煮ることでかき揚げ全体が柔らかくなり食べやすくなります。
介護用かき揚げそばの作り方工程2

③ ②の鍋に①の麺を入れ、麺をほぐしながら1分程度煮ていきます。この後、つゆにとろみをつけていくので、麺に対してつゆが少ない場合は、ここでつゆを追加します。

介護食ポイント
元々茹でてある麺を再び煮ることで、少し硬めに茹でてあった麺もほぐれて食べやすくなります。
介護用かき揚げそばの作り方工程3

④ 火を止めて、水溶き片栗粉を回しいれ、手早く混ぜながら再び火をつけてつゆにとろみをつけます。

介護食ポイント
麺を入れた状態でとろみをつけることで、麺全体にまんべんなくとろみがつき、のど越しが良くなります。

⑤ みじん切りにした付属のネギと刻みのり、②のかき揚げと一緒に盛り付ければ完成です。

おわりに

今回はスーパーで売られているかき揚げを使用しました。天ぷらはかき揚げを使用することで、口の中でほぐれやすく食べやすくなります。

市販のざるそばは、人によっては量が多いことがあります。また、今回のレシピはかさが少し増すので、麺はすべて入れるのではなく、食べられる量を調整して調理してください。

このレシピはそばだけでなく、うどんなど別の麺でも作れるので、ご家族の好みに合わせてアレンジしてみてください。

ライター:なかしま はるか

学生時代に調理師、栄養士、介護食士の資格を取り、カフェのメニュー開発など経験を重ねました。就職後は、料理教室で生徒さんに伝えるたのしさを知りました。結婚を機に、退職後は自宅にて料理教室を開講し、現在は子育てを楽しみながら、料理教室とフリーでレシピ開発をしています。

とろみを付けてホッと温まるかき揚げそば【介護食のレシピ#3】

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