この記事を3行で解説すると
- ・ 基本の作り方にひと手間加えるだけ!
- ・ じゃがいもでとろみを出す。
- ・ お肉の取り分けテクニックで、食べごたえと食べやすさを両立。

老若男女問わずに、皆さんが大好きなカレーライス。
ちょっとしたひと手間で、簡単に食べやすくなります。甘口のカレールーを使うので、ご高齢者からお子様までみんなが一緒においしく食べられるのも嬉しいポイントです。
≪材料≫ 8皿分
お好みの肉(今回は豚塊肉) | 500g |
豚ひき肉(介護食用)※ツナで代用可 | 80g |
じゃがいも | 中3つ |
にんじん | 1本 |
たまねぎ | 2つ |
ローリエ | 1枚 |
カレールー(お好みの甘口の物) | 1箱(箱に記載の分量通り) |
水 | 1000㏄(箱に記載の分量通り) |
油 | 適量 |
ご飯 | 適量 |
≪カレーライスの作り方≫
① まずは、通常通り、カレーを作ります。肉以外の材料を食べやすい一口大に切り、豚塊肉は存在感があるようにやや大きめに切ります。
- ご家族用のお肉を大きめにしておくと、後々取り分けやすくなります。
② 大きめの鍋に油をひき、①で切った野菜を全て入れ、じゃがいもの表面が半透明になるまで炒めます。
③ 別のフライパンを用意し、①の豚塊肉を表面に焼き色がつくまで焼きます。
④ ②に水1000㏄と③の豚塊肉、ローリエを入れ、アクを取りながら沸騰させます。沸騰してからは弱火にし、20分程蓋を少しずらして、コトコト煮込んでいきます。
⑤ ローリエの葉を取り出し、火を止め、カレールーを加えて溶けるまで混ぜます。(※この時、じゃがいもが崩れやすくなっているので気を付けて混ぜます)再び火をつけ、弱火にし5分程煮込みとろみがついたらご家族用のカレーが完成です。
⑥ 次に、作ったカレーを使い、介護食用のカレーを作ります。別の小鍋に油をひき、豚ひき肉を炒めます。ひき肉は、豚ではなく鶏でも良いですが、脂身がある物を選ぶとパサつかずしっとりします。
- 介護食用のカレーには、咀嚼が容易なひき肉やツナがおすすめです。
⑦ 全体がほぐれてきたら、同じ鍋に豚塊肉を除いたカレーを1人分よりやや多めに取りわけ、弱火にしてじゃがいもを崩しながら全体を混ぜていきます。5分程そのまま煮込み、全体にとろみがつき、少々ぽってりとしたら完成です。
- じゃがいもがカレーに溶け込み、別でとろみをつけなくても、食べやすくおいしく仕上がります。
- 野菜を柔らかく煮込んでいる場合は、ご高齢者ご本人の咀嚼・嚥下能力の状態により、崩さなくても良いです。
おわりに
取り分けたカレーにも豚塊肉のうまみが溶け込み、物足りなさを感じさせない味わい深いカレーに仕上がります。軟飯でも、お粥でもごはんの硬さを選ばず合わせられます。
学生時代に調理師、栄養士、介護食士の資格を取り、カフェのメニュー開発など経験を重ねました。就職後は、料理教室で生徒さんに伝えるたのしさを知りました。結婚を機に、退職後は自宅にて料理教室を開講し、現在は子育てを楽しみながら、料理教室とフリーでレシピ開発をしています。
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