実務者研修とは?介護職でのステップアップを目指す方へ

2016/09/29

2013年度(平成25年度)から、介護職員基礎研修とホームヘルパー1級が「実務者研修」に一本化されました。この研修はどのようなものなのでしょうか?

実務者研修(介護福祉士実務者研修)とは

実務者研修(介護福祉士実務者研修)とは


実務者研修の目的は、幅広い利用者の方への基本的な介護や医療的ケアに関する知識・技能を習得することです。また、今後の制度改正・新たな課題・技術・知見を自ら把握できる能力の獲得が期待されています。到達目標としては、介護福祉士養成施設(2年以上の養成課程)と同等水準です。

実務者研修の内容

・社会福祉制度
・介護の基本
・コミュニケーション技術
・生活支援技術
・介護過程
・認知症の理解
・障害の理解
・医療的ケア
・たんの吸引・経管栄養 など

実務者研修の受講時間数は合計450時間、期間は6ヶ月以上です。
※すでに「介護職員初任者研修」「訪問介護員養成研修」「介護職員基礎研修」「認知症介護実践者研修」「喀痰吸引等研修」などを受講した方は、実務者研修の一部が免除されます。

実務経験ルートで「介護福祉士国家試験」を受験する場合は、2016年度(平成28年度)から「実務経験3年以上」に加えて「実務者研修」の修了が必要です。

介護福祉士国家試験について詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.sssc.or.jp/kaigo/index.html (公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)

実務者研修の修了後にできることは

実務者研修の修了後にできることは

「喀痰吸引」「経管栄養」などの医療的ケアができる

実務者研修を修了すると、医療行為の「喀痰吸引(かくたんきゅういん)」や「経管栄養」が一定の条件のもとで行えるため、仕事の幅が広がります。

「介護福祉士国家試験」の実技試験が免除される

「実務経験3年以上」+「実務者研修修了」の方が介護福祉士国家試験を受ける場合は、実技試験が免除されます。「将来は介護福祉士を目指したい」という方は実務者研修を受講しましょう。

訪問介護事業所のサービス提供責任者になれる

訪問介護事業所で1人以上の配置が義務づけられている職種が、サービス提供責任者(サ責)です。サービス提供責任者は、訪問介護員(ヘルパー)やケアマネジャー、訪問介護サービスのご利用者様をつなぎ、適切なサービス提供のためにコーディネート業務を行います。やりがいを求める方や管理職を目指したい方には最適な職種といえるでしょう。

介護職の今後のキャリアパスについて

介護職の今後のキャリアパス


厚生労働省は複雑だった介護職の養成体系を整理し、キャリアパスを簡素で分かりやすいものにしました。介護職の今後のキャリアパスは、初任者研修 ⇒(実務者研修)⇒ 介護福祉士 が基本となっています。

介護職の入り口とされる「初任者研修」を修了後にスキルアップを目指すかたは、実務者研修の受講が最適です。
また、実務者研修は実務経験や資格がなくても受講することができます。介護福祉士の国家試験を受ける場合は受験要件の「実務者研修修了」が必須のため、キャリアプランや時間、費用などを考慮しながら受講する研修を選ぶとよいでしょう。

(「実務者研修」の修了者は、各都道府県の判断によって「介護職員初任者研修」の全科目が免除される場合もあります。)

「介護職員初任者研修」について詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.azumien.jp/contents/work/00004.html


「実務者研修」は、身近な地域での受講が可能です。また、通学のほかに自宅で学べる通信課程(一部スクーリング)があり、働きながらでも受講しやすくなっています。

「実務者研修」の受講を希望される方は、こちらにお問い合わせください。
→ http://www.sssc.or.jp/kaigo/shikaku/k_07_3.html (実務者研修についてのお問い合わせ先一覧)

ライター:樋口 くらら
家族の介護をきっかけに介護福祉士・社会福祉主事任用資格を取得。現在はライター。日々の暮らしに役立つ身近な情報をお伝えするべく、介護・医療・美容・カルチャーなど幅広いジャンルの記事を執筆中。
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