今回は誤嚥(ごえん)などを防ぐためのお口の体操と認知症予防などに役立つ脳トレ体操を動画でご紹介します。座ったままで行うことができますので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。
お口の体操&脳トレ
歌のリズムに合わせて「パタカラ体操」
童謡「うさぎとかめ」のリズムに合わせて「パタカラ体操」を行いながら、腕や指先も動かします。
まずは基本となる「パタカラ体操」をご紹介します。
唇や舌を動かしながら、できるだけ大きな声で「パ」「タ」「カ」「ラ」の4つを発音してみましょう。
パタカラ体操 |
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① 唇をしっかり閉じてから開いて「パパパ...」と発音します。 ② 舌先でお口の天井(上前歯の裏側)をはじいて「タタタ...」と発音します。 ③ 舌の付け根をのどの奥に引くようにして「カカカ...」と発音します。 ④ 舌先を上に上げて「ラララ...」と発音します。 |
続いて、童謡「うさぎとかめ」の歌詞を「パ・タ・カ・ラ」に置き換えて歌います。
動画のように、リズムに合わせて手の動きもつけると、脳トレにもなります。
指先はジャンケンの「グー」と「パー」の形にして、リズムに合わせながら交互に入れ替えます。
( もしもし かめよ かめさんよ )
パパパパ タタタ カカカカカ
( せかいの うちで おまえほど )
ララララ ラララ パタカラパ
( あゆみの のろい ものはない )
パパタタ カカラ カラパタカ
( どうして そんなに のろいのか )
パパラカ カパラタ タタタラカ
「うさぎとかめ」の通常の歌詞を歌いながら行うのもよいでしょう。
昔から親しんできた歌や、お好きな歌を「パ・タ・カ・ラ」に置き換えて歌うのもおすすめです。
期待できる効果
・「パ」唇を開閉することで、口を閉じる力をつけ、食べこぼしを防ぐ
・「タ」舌を前に動かすことで、食べ物を押しつぶす力をつける
・「カ」舌を後ろに動かすことで、食べ物を食道に運ぶ力をつける
・「ラ」舌を上に動かすことで、お口の中で食べ物をまとめる力をつける
・唾液(だえき)の分泌を促す
・発音がはっきりする
・表情が豊かになる
・口呼吸から鼻呼吸に戻す
・歌を歌うことでストレスを発散できる
・「リズムをとる」「歌詞を読む」「歌詞を思い出す」ことで脳が活性化する
・指を動かすことで脳によい刺激を与え、認知症の発症・症状の進行を防ぐ
リズムに合わせて「指の体操」で脳トレ
感覚や運動の神経が集中しているといわれる指を、リズムに合わせて動かす体操です。
紙などに数字を書いておき、数を口に出しながら、数字の通りに指を出します。
動画を見ながら、声と指が合うように動かしてみましょう。
1・2・3・4・2・5
いち にの さんの しの にの ご
3・1・4・2・4・2・5
さん いち しの にの しの にの ご
ゆっくりでも正確に行なうことがポイントです。
慣れてきたら、数字を変えてチャレンジしてみましょう。
期待できる効果
・指を動かすことで脳に刺激が伝わり、脳が活性化する
・脳が活性化することで、認知症の発症・症状の進行を防ぐ
・運動機能を高める
・血行がよくなる
・声を出すことで、口腔機能を高める
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家族の介護をきっかけに介護福祉士・社会福祉主事任用資格を取得。現在はライター。日々の暮らしに役立つ身近な情報をお伝えするべく、介護・医療・美容・カルチャーなど幅広いジャンルの記事を執筆中。
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