ご家庭での介護食にも活用できる!ユニバーサルデザインフード

2017/06/08

「ユニバーサルデザインフード(UDF)」とは、便利でおいしく、食べやすさに配慮された食品です。種類が豊富で見た目も美しいUDFを取り入れることで、ご高齢の方にバリエーション豊かな食事を楽しんでいただけるだけでなく、介護者の負担軽減にもつながります。今回は、在宅介護にも活用できるユニバーサルデザインフードについて分かりやすく解説します。

ユニバーサルデザインフード(UDF)とは?

ユニバーサルデザインフード(UDF)とは?


「ユニバーサルデザイン」とは、「すべての人が使いやすいデザイン」のことです。「ユニバーサルデザイン」の概念は、1980年代にアメリカ・ノースカロライナ州立大学のロナルド・メイス氏によって提唱されました。

「ユニバーサルデザインフード(UDF)」は、誰もが利用できるように配慮された食品の総称です。離乳食としては不向きですが、ご高齢の方や障がいのある方、歯の治療中、病気療養中の方など「かむ力」「飲み込む力」が弱い方でもおいしく食べられます。

毎日のお食事から介護食まで使えるUDFは、主食(ご飯)・主菜(肉や魚などのおかず)・副菜(野菜など)・デザート・飲み物など種類が豊富です。また、食べ物や飲み物に適度なとろみをつける「とろみ調整食品」もあります。

UDFのパッケージには、必ず「ユニバーサルデザインフードのマークマーク」が記載されています。このマークは、「日本介護食品協議会」が定めた規格に適合している証です。UDFは、スーパー・ドラッグストアなど身近なお店で購入できます。

表示が新しくなる!ユニバーサルデザインフードの区分

表示が新しくなる!ユニバーサルデザインフードの区分


UDFのマークには「かむ力」や「飲み込む力」に合わせた商品を選べるよう、区分が設けられています。「かたさ」や「粘度」に応じた区分は「容易にかめる」「歯ぐきでつぶせる」「舌でつぶせる」「かまなくてよい」の4つです。

日本介護食品協議会会員の食品メーカーは、同協議会の規格に基づいて商品を製造・販売しています。そのため、メーカーが違っても区分を目安にすることでほぼ同じかたさや形状のものが選べます。 最近まで区分を表す番号(「区分1」~「区分4」)も添えられていましたが、今後は食品の状態を表す文言のみの表示に統一される予定です。

区分 容易にかめる 歯ぐきでつぶせる 舌でつぶせる かまなくてよい
かむ力の目安 かたい物や大きい物はやや食べづらい かたい物や大きい物は食べづらい 細かくてやわらかければ食べられる 固形物は小さくても食べづらい
飲み込む力の目安 普通に飲み込める 物によっては飲み込みづらいことがある 水やお茶が飲み込みづらいことがある 水やお茶が飲み込みづらい


※咀嚼(かむ)や嚥下(飲み込む)の障がいがある場合は、医療機関に相談しましょう。

ユニバーサルデザインフードの上手な活用法

ユニバーサルデザインフードの上手な活用法


介護食が必要なご高齢者がいらっしゃるご家庭では、ほかのご家族とは違うメニューを用意しなければならない場合も多いでしょう。毎日すべてを手作りするとなると、時間も手間もかかるものです。それは、食事作り以外の家事も行う介護者の大きな負担となってしまいます。

「大変だな」と感じたら、UDFを上手に取り入れるのも負担を軽くするための方法のひとつです。UDFは使いきりサイズで無駄がなく、栄養価も考慮されています。また、UDFには保存がきく缶詰やレトルト食品も多いため、災害時の非常食として役立てるのもよいでしょう。



お食事は、低栄養になりやすいご高齢者の健康維持のためにも重要です。UDFには、ご高齢者に不足しがちな栄養成分を配合した栄養機能食品もあります。栄養バランスが気になる方も、手軽なUDFを活用してみてはいかがでしょうか。

ライター:山下 優子
社会福祉士資格保有のライター。「介護」を中心とした福祉分野で、執筆活動を続けている。
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