リハビリの専門家。理学療法士と作業療法士の仕事内容とは?

2016/11/02

近年は高齢化に伴い、リハビリのニーズが非常に高くなってきています。
リハビリの専門職で国家資格として位置づけられている資格は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3種類がありますが、ここでは理学療法士と作業療法士の役割や働く場所、仕事内容についてご紹介していきます。

理学療法士とは

理学療法士とは


理学療法士とは、人の基本的な動作の回復や維持、身体の痛みの軽減等を目的として支援する、国家資格の1つです。

療法の種類としては2つあり、運動療法と物理療法に分けられます。

運動療法は、その名の通り身体を動かすことによって機能を維持、向上させることを目的としています。物理療法は、温熱や電気を使って身体に刺激を与えることによって身体の機能を回復させることができます。

理学療法士の仕事内容

理学療法士は、寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなどの日常生活で必要な基本動作ができるように身体の基本的な機能回復をサポートしていきます。

例えば、寝ている状態から起きる際には、腕を使いますし、上半身を起こすために腹筋を使ったり頭を前に動かしたりします。このような基本動作は、健康な方であれば特に意識せずに出来ますが、何らかの障がいがある場合は動作が困難になってしまいます。

そのような時、理学療法士は基本的な動作の回復のために、腕を伸ばすコツの指導やマッサージをすることによって腕を伸ばしやすくするサポートをします。また、温熱や電気を使用して下半身などの固まりを軽減させるアプローチをしていきます。

理学療法士の活躍場所

理学療法士の活躍場所は多岐にわたります。リハビリテーション病院はもちろん、近年では老人ホームでも多くの理学療法士が活躍しています。

また、在宅で生活をしているご高齢者に対して、デイケアではもちろん、自宅でリハビリを実施する訪問リハビリテーション、訪問看護ステーションで働く理学療法士も増加しています。

その他、デイサービス等の日帰り介護サービスや短期間宿泊するショートステイなどでも、介護福祉士や看護師(准看護師)の他に理学療法士等が活躍しています。

作業療法士とは

作業療法士とは


作業療法士は、日常生活の作業や手芸などのレクリエーションなどあらゆる作業を通して、障がいのある方の身体と心のリハビリを行います。

理学療法士が身体の基本的な機能を回復させることに対して、作業療法士は日常生活を送る上で必要な機能を回復させることを目的としています。

作業療法士の仕事内容

仕事内容としては、例えば障がいによってお風呂に入ることができなくて困っている方がいるとします。その方に対して、浴槽をまたぐ動作、湯船につかる動作、湯船から出る動作などを一緒に行って、安全性の確認をしたりアドバイスをしたりします。

上記のような日常作業のリハビリの他に、紙をはさみで切ることによって、指の力を維持するリハビリを促すこともあります。その作業が、お客様に対して効果のあるものかなどを測定するのも作業療法士の大きな仕事です。

作業療法士の活躍場所

作業療法士の活躍場所も理学療法士と同じく、病院・老人保健施設・通所リハビリテーション・訪問リハビリテーションなどがあります。

ご高齢者向けのデイサービスの中でも、身体の自由が利く方が利用するリハビリ型のデイサービスでは多くの作業療法士が働いています。そこではご高齢者がしたいことを実践するにはどのようなリハビリが適しているか、作業療法士を中心にリハビリ計画を立てて実施していきます。

また、作業療法士は訪問リハビリテーションに多く在籍しています。その理由としては、ご高齢者の住み慣れた自宅で調理動作や入浴動作など実践に基づいたリハビリを行えるので、病院などで行うよりも効果的に作業療法を実施できるからです。


理学療法士や作業療法士は、一度失った機能を回復するだけではなく、障がいのある方が自分らしい生活を送ってもらえるようにリハビリを実施しています。

ライター:小林 由紀

介護に携わって10年以上を有する。ヘルパー2級からスタートし、介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員を取得している。専門的でありながら現場の経験に基づいた分かりやすい記事を執筆中。

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