肉団子と春キャベツのあったか和風ポトフ【介護食のレシピ#5】

この記事を3行で解説すると

  • ・ アレンジ可能なやわらかい肉団子で食べやすさアップ。
  • ・ 馴染みのある和風な味付けで、やさしい落ち着く味に。
  • ・ スープにとろみをつけて、むせてしまうことを防ぎます。


肉団子と春キャベツのあったか和風ポトフ

ポカポカとした陽ざしが差し込み、早咲きの桜も咲き始めて、なんだか春の訪れを感じるこの頃。とはいえ、気温は低い日もあるので体調管理には、気が緩められませんね。


今回は、旬の春キャベツと、やわらかな肉団子を合わせた、栄養たっぷりな和風ポトフをご紹介します。

≪材料≫ 4人分

春キャベツ(普通の物でも) 1/2玉
人参 1本
大根 1/2本
しめじ 1パック
豚ひき肉 300g
しょうが すりおろし10g
少々
水溶き片栗粉 お好みの量(30~50g程)
コンソメ 2キューブ
白だし 50㏄
2,000㏄

肉団子と春キャベツのあったか和風ポトフ

春キャベツは、やわらかな葉が特徴で栄養価もとっても高い食材です。

キャベツのビタミンCと、豚肉のビタミンB1を組み合わせることで、風邪予防にもなるおいしいスープが出来上がります。

≪作り方≫

① キャベツはザクザクと切り、人参・大根はいちょう切りに、しめじは房を切り落とします。

肉団子と春キャベツのあったか和風ポトフの作り方


② 大き目の鍋に水2,000㏄・コンソメ2キューブ・白だし50㏄を入れ、そこに➀で切った人参・大根を入れ、中火で沸騰するまで煮ていきます。

介護食ポイント
根菜など、硬いものから火を通すことで、仕上がりが柔らかくなります。

③ ボウルに豚ひき肉とすりおろしたしょうが・塩少々を加え、粘りがでてくるまで混ぜ込んでいきます。粘りがでたら、水溶き片栗粉を少しずつ入れていき、ひき肉が柔らかくなるまで水分を加えていきます。少し小さめの団子状に成形しておきます。

介護食ポイント
肉団子に水溶き片栗粉を加えることで、ひき肉が水分を含み、スプーンでも簡単に崩せるほど、ふっくらとやわらかな肉団子が出来上がります。
肉団子と春キャベツのあったか和風ポトフの作り方

④ ②の沸騰している鍋に、③の丸めておいた肉団子を入れ、一緒にキャベツとしめじも入れ中火にかけ、アクが出てきたらその都度取り除き、沸騰したら弱火にして20分弱ゆっくり煮ていきます。

介護食ポイント
人参や大根の他に、キャベツも繊維を気にしなくても大丈夫なほど柔らかく仕上がります。
肉団子と春キャベツのあったか和風ポトフの作り方

⑤ 最後にお好みで塩(分量外)を加え、味を整えてご家族の方はそのまま、介護食用には水溶き片栗粉でとろみをつけて完成です。

介護食ポイント
水溶き片栗粉でとろみをつけることで、サラサラしたスープでむせてしまうことを防ぎます。

おわりに

今回ご紹介した肉団子は、たくさんのアレンジができるレシピになっています。混ぜる食材は、生姜の他にも玉ねぎや長ネギなど、他にもお野菜を混ぜ込んだり、鶏肉など他のお肉でも代用可能です。

和風だしを使うのではなく、液体の白だしを使うことで味の深みを簡単に出すことが出来ます。

肉団子が少なくなったら、溶き卵を入れてたまごスープにして食べるのもおすすめです。アレンジすることでいろいろな味わいに変化できるスープですので、ぜひご家庭でも作ってみてくださいね。

ライター:なかしま はるか

学生時代に調理師、栄養士、介護食士の資格を取り、カフェのメニュー開発など経験を重ねました。就職後は、料理教室で生徒さんに伝えるたのしさを知りました。結婚を機に、退職後は自宅にて料理教室を開講し、現在は子育てを楽しみながら、料理教室とフリーでレシピ開発をしています。

肉団子と春キャベツのあったか和風ポトフ【介護食のレシピ#5】

Facebookページで
最新記事配信!!

あなたにおすすめの記事

関連記事

介護食のレシピのおすすめ記事